ＰＫ戦制した！マンＵ９季ぶり欧州制覇

９季ぶりの欧州制覇を果たし“ビッグイヤー”を掲げるマンチェスター・ユナイテッドのイレブン

　史上初のイングランド勢対決となった欧州チャンピオンズリーグ決勝は２１日にモスクワのルジニキスタジアムで行われ、マンチェスター・ユナイテッドがＰＫ戦でチェルシーに劇的な勝利を収め、９季ぶり３度目の優勝を果たした。

　前半２６分、マンチェスター・ユナイテッドはＭＦのＣ・ロナウドのヘディングシュートで先制。チェルシーは前半終了間際、ＭＦランパードのゴールで追いつき、１―１の同点のまま延長戦でも決着がつかず、勝負はＰＫ戦に突入した。マンチェスター・ユナイテッドは３人目のＣ・ロナウドが失敗し絶体絶命のピンチに追い込まれたが、チェルシーＤＦテリーのキックがゴールポストを直撃。最後はチェルシー７人目のキッカー、ＦＷアネルカのキックをＧＫファンデルサールが止め、ＰＫ戦を６―５で制した。マンチェスター・ユナイテッドは国内リーグとの２冠を達成。１２月に日本で開催されるクラブワールドカップ（Ｗ杯）に出場する。

　▼マンチェスターＵ・ファーガソン監督の話　とても誇り高い。思わずほおをつねってしまう。押された時間帯もあったが、王者には忍耐も大事。優勝は運命だと思う。

　▼チェルシー・グラント監督の話　試合を支配したと思う。ＰＫ戦も、あと一歩だったが…。ここまで勝ち上がったことと、この日のプレー内容を誇りに思う。