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帰国の反町監督来た U―23候補合宿開始

[ 2008年4月21日 20:01 ]

ミニゲームで競り合う(左から)吉田、平山

 北京五輪を控えるサッカーのU―23(23歳以下)日本代表候補が21日、さいたま市内で合宿を開始、26選手全員が汗を流した。前日に北京で1次リーグの組み合わせ抽選に出席した反町監督も帰国し、練習を見守った。

 復帰した平山や初招集の大竹(ともにFC東京)らはグラウンド半面を使ったゲーム形式の練習に励み、前日にJリーグの試合などに出場した万代(磐田)柏木(広島)ら11選手は軽めのランニングなどで調整した。
 合宿は23日まで。U―23日本代表は5月下旬にフランスでトゥーロン国際大会に出場する。

 ≪強豪B組 選手はみんな大歓迎≫北京五輪1次リーグで強豪ぞろいのB組に入ったことを、選手たちは一様に歓迎した。MF梅崎(浦和)は「強いチームしかいない。本当に楽しみ」と、世界の舞台での力試しに思いをはせた。
 FW平山は強豪オランダに強い思い入れがある。現在のU―20(20歳以下)ワールドカップ(W杯)に当たる2005年の世界ユース選手権の初戦で対戦。完敗したものの、平山のヘディングシュートで一矢報いた。その後はオランダ1部リーグのヘラクレスでもプレーしている。
 組み合わせ決定後は「やっぱりオランダが目についた」と言う。「いろいろな経験をした。前回は圧倒されたが、もっと自分たちができることを証明したい。何とか勝ちたい」と話す。
 ナイジェリアは昨年のU―20W杯で日本と対戦し、0-0で引き分けた相手だ。この時プレーした柏木は「身体能力は普通じゃない。ただ個人の力は高いけれど、組織はたいしたことない」と強気に話す。年代こそ違うが、勝てない相手という印象はなさそうだ。
 反町監督は「(厳しい組で)逆に良かった。選手それぞれに思いはあるだろう」と、チームに漂う気合を感じ取っていた。

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2008年4月21日のニュース