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金メダル 金藤の地元も興奮「鳥肌が立った」

[ 2016年8月12日 15:14 ]

 広島県三次市の市営プールでは、リオデジャネイロ五輪競泳の女子200メートル平泳ぎで金メダルを獲得した金藤理絵(27)が小中高時代に通った「三次スイミングクラブ」の生徒らがプールサイドでメガホンをたたきながら応援した。

 プロジェクターで映し出したテレビ中継を見つめ、金メダルが決まると大歓声が上がった。高校まで指導した井清俊文さん(44)は「鳥肌が立った。金メダルが取れてほっとした」と話した。

 金藤は隣の同県庄原市出身。小学3年ごろに本格的に水泳を始めた。小学生時代は県大会で勝てなかったが、同学年の友だちらと励まし合い、毎日1万メートル以上泳ぐ猛練習をこなした。井清さんは「普段はのんびりしているが、水に入ると負けず嫌いだった。10代が台頭する競泳界では大器晩成と言える。頑張り続ければ、大きなことを成し遂げられると子どもたちに伝えてくれた」とたたえた。

 同クラブに通う小学6年、松川瑠華さん(11)は「金藤選手に憧れてクラブに入った。泳ぐ姿が輝いて見えた。自分も五輪で金メダルを取りたい」と笑顔を見せた。

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2016年8月12日のニュース