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佳菜子12位 悔しさ残った初の五輪「リベンジできればいいな」

[ 2014年2月21日 04:07 ]

女子フリーの演技をする村上

ソチ五輪フィギュアスケート女子フリー

(2月20日)
 ソチの氷上で佳菜子スマイルが少しだけこぼれた。SP15位からの巻き返しに挑んだフリー。演技を終えた村上佳菜子(19=中京大)は、キス&クライで柔らかな表情を浮かべ、115・38点、トータル170・98点で12位という結果を受け止めた。

 「自分では全然、望んでいた演技はできなかった。ここで一番いい演技がしたかったので悔いが残る」。悔しさだけを口にした。冒頭の3回転―3回転を決めるなど実力の一端は見せたものの、納得はできなかった。

 前日(19日)に行われたSP。初めて体験する五輪独特の雰囲気にのまれた。得点は自己ベストに11・04点も及ばない55・60点。「五輪という試合の圧迫があって、圧倒された。気持ちが負けてしまった」と唇をかんだ。

 精神的に落ち込み、フリー当日の朝まで引きずっていたという。だが、必死に前を向いた。「最後なので思い切りやろうと切り替えました」。

 初めての五輪舞台。「自分が感じないプレッシャーを、オリンピックは感じるんだなと思った」。今後につながる貴重な経験をした村上は「リベンジできればいいなと思います」と、言葉に力を込めた。

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