スマイルジャパン２連敗…決勝トーナメント進出ならず

＜日本・ロシア＞第１ピリオド、ロシアの攻撃を防ぐＧＫ藤本那（手前）、堀（７）

ソチ五輪アイスホッケー女子 日本１―２ロシア

（2月11日）
　スマイルジャパンの１次リーグ敗退が決まった。世界ランキング１０位の日本女子は同４位の地元ロシアに１―２で敗れ２連敗。第３Ｐ３３秒にＤＦ床亜矢可（１９）のゴールで追いついたものの、１１分３６秒に痛恨の失点。下位リーグ３位以下が決まり、２位までが進める決勝トーナメントへの望みを断たれた。１３日の１次リーグ最終戦では同７位のドイツと対戦する。

　同点弾は第３Ｐ開始直後だった。床が右サイドのアタッキングゾーンを越えた付近から浮かしたロングシュートが、ＧＫの脇をすり抜けゴールに吸い込まれた。初戦のスウェーデン戦から通算１００分すぎに生まれた今大会チーム初得点。防戦一方だった試合の流れが変わった。だが、その後３度のパワープレー（ＰＰ）で決められず、３度目のＰＰでは１人少ない相手にカウンターで決勝点を奪われた。ＧＫ藤本那菜（２４）は「守らなければいけない場面で失点して申し訳ない」と肩を落とし、床も「１点を取れたのはうれしいけど負けてしまってホントに悔しい」と話した。