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東京の招致委が理事会 16年五輪の活動報告書審議

[ 2010年2月2日 19:10 ]

 2016年夏季五輪の招致活動を総括するため、東京の招致委員会(会長・石原慎太郎東京都知事)は2日、都庁で理事会を開き、活動報告書案を審議した。今後、理事会で出た意見を踏まえ、定例都議会が開会する24日に報告書を公表するとしている。

 招致委によると、報告書案は2部構成。第1部は石原知事の招致表明から、開催都市決定までの経過の記録と活動経費の内訳などを報告。第2部は環境施策などをアピールした招致戦略や活動の主な成果、今後の招致活動への提言などを内容としている。
 招致委の活動経費は、都が支出した25億円と民間からの寄付金50億円で賄う予定だったが、不況などの影響で寄付金は約43億円にとどまり、6~7億円の赤字が懸念されている。
 理事会では、PRなどの業務を委託した電通と経費の精算について交渉していることも報告されたという。

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2010年2月2日のニュース