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武田、浦組が精力的にスタート練習

[ 2008年8月3日 17:26 ]

 晴れ渡った空の下、ボートの軽量級ダブルスカルで念願のメダルを狙う武田大作(ダイキ)浦和重(NTT東日本東京)組が五輪水上公園で本格的な練習を開始した。4大会連続出場となる34歳の武田はコースを入念にチェックし「水質や風の状況も悪くない。問題はこの暑さぐらい」と笑顔で汗をぬぐった。

 日本ボート史上最強と呼ばれるペアは前回のアテネ五輪と昨年の世界選手権で6位に入った。英国やデンマークを中心にしたメダル争いは混戦が予想されるため、スタートで出遅れず最後の勝負に持ち込みたい。この日も精力的にスタート練習をこなし、32歳の浦は「北京に入ってからテンションが上がってきた」と充実した表情だ。
 屋外競技だけに大気汚染対策として、7月の岩手合宿で防じんマスクを試した。強豪の英国も同じような対策を練るが、坂本剛健コーチは予想外の青空に「この大気の状況なら必要ない。試合の日も使う必要がなければいい」と話した。
 強烈な暑さとの戦いも勝負の鍵を握りそうだ。アテネ五輪以降、心身ともパワーアップした武田は「ここまで来たら体調管理だけ」と自信をにじませた。(共同)

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2008年8月3日のニュース