【マイラーズC】コレペティトール充電完了!3カ月半ぶり復帰 淀で3連勝目指す

[ 2024年4月17日 05:28 ]

坂路でキャンター調整するコレペティトール
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 今週から京都、東京が開幕する。京都日曜メイン「第55回マイラーズC」は1着馬に安田記念の優先出走権が与えられ、春の大舞台へ向けて重要な一戦。正月の縁起重賞スポニチ賞京都金杯で重賞初Vを飾ったコレペティトールが3カ月半ぶりに復帰する。前走と同じ舞台で3連勝を目指す。

 進化した姿で復帰する。コレペティトールは昨年12月元町S、年明けのスポニチ賞京都金杯を連勝。岩田康とのコンビで参戦したここ2走は鞍上の真骨頂といえるイン強襲、ともにメンバー最速の上がりで差し切った。中竹師は「(前走は)鞍上が内枠(2番枠)を生かしてうまく乗ってくれた。直線は素晴らしい脚を見せてくれました。力をつけているし、長所の鋭い末脚に磨きがかかってきた」と成長ぶりに目を細める。

 昨夏に470キロ前後だった馬体重は2走前に過去最高の482キロへ。体全体に幅が出て、連勝につながった。中竹師は「以前はひ腹が薄くて牝馬みたいな体つきだった。前々走から幅が出て、男馬らしい体に変化してきた。数字に比例して本当にたくましくなった」と充実ぶりを口にする。

 前走後は放牧で充電。栗東帰厩後もしっかり乗り込んだ。1週前はタフな馬場コンディションの中、ビシッと負荷をかけ坂路4F52秒9。中竹厩舎流の馬場が荒れた時間帯の追い切りを考慮すれば上々の時計だ。全休日明けのこの日は坂路をサッと駆け上がり4F59秒1。パワフルな脚さばきが光った。中竹師は「落ち着きがあるし、腹周りがどっしりとしているね。火曜もいい動きで上がってこられた。いい状態で最終追い切りを迎えられる」と前を向いた。

 舞台も申し分ない。今週から京都が開幕。重賞制覇を飾った条件で3連勝の期待が高まる。「開幕週で前有利の傾向がどうかな」とトレーナーは慎重な口ぶりながら「ワンターンは合っています。この馬のリズムでレースを進めて、末脚に懸けたい」と力を込めた。自慢の末脚を武器に連勝街道を突き進む。

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