【共同通信杯】素質高いシュタールヴィント ひと息入れて気配上昇

[ 2023年2月7日 05:29 ]

 名門・矢作厩舎が送り出すロードカナロア産駒シュタールヴィントは母が11年桜花賞馬マルセリーナ。半兄ラストドラフトは19年京成杯を制し、同じく半兄ヒートオンビートは21年目黒記念2着など重賞で6度の馬券圏内がある。荒木助手は「デビュー前からいい馬だと評判でした。フットワークを見ても、さすが良血という感じ。体幹がしっかりしている」と素質の高さを強調した。

 前走・京都2歳Sは直線で勝ち馬グリューネグリーンに寄られる不利があったが最後まで食らいついて4着。「デビューから続けて使っていたので道中、少し力みが見られた。しまいは甘くなったが踏ん張っている」。中間、ひと息入れたことで気配は上向いた。「元気いっぱいでフレッシュさがあるし(肉体的にも精神的にも)成長している」と前向きな言葉を並べた。

 舞台となる東京芝1800メートルは未勝利戦で3馬身差V。道中2番手から上がり3F33秒7と最速タイの脚で後続を寄せつけなかった。「相手はそろったが、クラシックに向けて結果を出したい」。出世レースを制し、春の大舞台につなげる。

続きを表示

2023年2月7日のニュース