【アルゼンチン共和国杯】ダンディズムの末脚生きる舞台 野中師「状態も前走よりはいい」

[ 2022年11月2日 05:10 ]

 【東西ドキュメント・栗東=1日】今秋の東京開催はこの競馬場らしく、速い上がりを使える馬が活躍している。芝2000メートル以上のレースを18鞍消化、上がり1位の馬は【15・1・0・3】で勝率79%と驚異的な数字を叩き出している。上がり2位も【3・4・7・9】で連対率30%なら十分に合格点だろう。

 小林はアルゼンチン共和国杯のメンバーをサッと見渡す。キレッキレの末脚をバンバン繰り出している馬は割と少ない。その中でダンディズムに目を付けた。早速、野中師のもとへ向かった。「前走も内容としては悪くなかったですね。しまいは脚を使うから、東京は合うかな。状態も前走よりはいいと思います。あとは展開が向いてくれるかどうかやね」と見通しを語った。

 ここ7走は全て上がり3位以内としまいは確実に脚を使う。前走の目黒記念も7着ながら勝ち馬と0秒3差。初重賞を思えば十分に奮闘を見せている。その時と同じハンデ54キロなら食指が動く。末脚を存分に生かせる舞台。4歳夏に格上挑戦で初勝利にたどり着いた6歳馬の逆転ストーリーに注目だ。

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2022年11月2日のニュース