【関屋記念】ウインカーネリアン秋大舞台見据え 鹿戸師「距離を縮め馬混みで競馬させて変わり身を」

[ 2022年8月10日 05:00 ]

 【東西ドキュメント・美浦=9日】坂路調教に向かう馬が、準備運動を行う通称「坂路下」。今年2月に引退した藤沢和師は、火曜朝はこの場所で取材に応じるのが常だった。その「イズム」を受け継いでいる鹿戸師もまた、9日の朝は坂路下に姿を見せることが多い。今週は関屋記念に2頭出し。浜田は汗をぬぐいながら坂路下を目指した。

 ウインカーネリアンは競走馬にとっては重い病である蹄葉炎を克服。谷川岳S→米子Sを連勝し、サマーマイルシリーズVも狙える状況だ。「脚元の不安がなくなって、稽古を積めるようになったのが大きい。元から素質はあった馬だから」と鹿戸師。「今回はいいメンバーがそろった。ここでいい競馬ができれば、もっと上を目指せる」と、秋の大舞台を見据えての挑戦だ。もう1頭のレッドライデンは2戦続けて2桁着順と精彩を欠くが「あまり走っていないので馬は元気いっぱい」と苦笑い。「距離を縮め馬混みで競馬させて変わり身を」と期待を込めた。

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2022年8月10日のニュース