【鳴門・G1四国地区選手権】山田 大外総捲りで四国王!地元でG1初優勝

[ 2022年2月12日 05:30 ]

目標だった地元・鳴門でG1タイトルを初奪取した山田祐也
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 ボートレース鳴門のG1「第65回四国地区選手権」優勝戦が11日、第12Rで行われ、6コースから単騎ダッシュ戦となった4号艇の山田祐也(32=徳島)が捲り一撃でG1初優勝。初の四国チャンプに輝いた。

 今までの悔しい思いを一気に晴らした。スタート展示では5コースだったが、本番は師匠の田村隆信が2コースへと進出したことで6コースに。コースは遠くなった。しかし山田には、いい予感があった。コンマ06のトップスタート。そして大外からの総捲り。あっという間にライバル全艇をのみ込んだ。痛快だった。

 「ちゅうちょなく思い切って行けた。優勝戦では初めての大外一撃だった」。まさに、してやったり。最終日の調整がハマったことを明かした。「ペラ調整で伸びが格段に良くなっていた。これなら行けるかなと…」

 期待に応えたかった。10日の準優。1枠でスタートに失敗し、中村日向の2着に敗れた。「地元で1号艇では絶対に負けられない。ファンの方に信用してもらえなくなる」。そう言い続けてきた男の失策。2年前の、まるがめ大会でも1枠で負け地元ファンの信用を落とした。もう失敗はできない。心を落ち着けトップスタートを決めた。「準優でのミスがあったから質のいいスタートを行けた」。開き直ったことで夢をつかんだ。

 この後はF休みを経てクラシック(3月16~21日、大村)へ。ついに覚醒した男に引き続き注目だ。

 【次走】優勝した山田祐也は3月16日からの大村SGボートレースクラシックで瓜生正義、平高奈菜、遠藤エミらと対戦する。片岡雅裕は14日からの平和島一般戦に出場し、近江翔吾、石丸海渡らと対決。中村日向は20日からの江戸川ルーキーシリーズ第3戦に出場し、仲谷颯仁、板橋侑我らが相手となる。市橋卓士と興津藍は16日からの大村一般戦へ。深川真二、原田幸哉らと激突する。田村隆信は15日からの福岡一般戦へ。田頭実、吉田一郎らと覇権を争う。

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2022年2月12日のニュース