【川崎・ロジータ記念】ルイドフィーネ重賞初V!森は連夜の戴冠

[ 2020年11月12日 05:30 ]

ロジータ記念で重賞初制覇を決めたルイドフィーネ
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 地方交流の3歳牝馬重賞「第31回ロジータ記念」(S1)が11日、川崎競馬場で行われた。2番人気のルイドフィーネが直線3番手から抜け出し優勝、重賞初制覇を成し遂げた。同馬には「第66回クイーン賞」(G3、12月3日、船橋)と「第14回東京シンデレラマイル」(S3、12月30日、大井)への優先出走権が与えられた。

 森の騎乗はまるで前日のローレル賞のケラススヴィアのリプレーを見ているようだった。3コーナーから外に出しながら仕掛けて、前夜はナジャだったがこの日は断然人気のアクアリーブルにまたがる矢野に並びかける。そして直線は激しい叩き合い。ゴールではきっちり1馬身半差をつけて連夜の重賞Vを飾った。

 春は桜花賞、東京プリンセス賞ともに3着。あと一歩届かなかった。それだけに「何とか1つタイトルを、と陣営から手綱を託されただけに勝ててホッとしている。相手はアレ(アクアリーブル)だけだと思ってマンマークで乗った。2冠馬を負かす強い競馬をしてくれた」と森は満足感たっぷりの表情をつくった。4月のしらさぎ賞(ストロングハート)以来、今年2つ目の重賞勝利となった内田師。次走に関しては「古馬牝馬と戦ってもやれる馬」と権利を獲ったクイーン賞参戦をにおわせていた。

 2着アクアリーブル(矢野)折り合いは大丈夫だった。大事に乗りすぎて、(結果的に)瞬発力勝負に持ち込みすぎた。悔しい…。

 ◆ルイドフィーネ 父サウスヴィグラス 母ロージーチャーム(母の父ダンスインザダーク) 牝3歳 川崎・内田勝義厩舎 馬主・吉田晴哉氏 生産者・北海道安平町の追分ファーム 戦績9戦2勝 総獲得賞金4630万円。

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2020年11月12日のニュース