【凱旋門賞】「競馬に優しい街」象徴する“ホースセンター”

[ 2019年10月5日 08:45 ]

ユーロトンネル~英、仏の決戦前風景~(5)

英国ニューマーケットにある馬具店の頭絡コーナー
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 ニューマーケットの中心街から徒歩で10分ほどの住宅街に、突然現れるレンガ造りの倉庫のような建物。これは競馬の街ならではの馬具専門店。日本で言うならちょっとしたホームセンターほどの広さの店内に馬用品がびっしり。ハミ、頭絡(とうらく)、ブリンカーなどの馬具はどれも20種類以上の品ぞろえ。厩舎スタッフが調教で使うヘルメット、ウエア、ブーツに飼料まで。競走馬に関するありとあらゆる物が販売されている。

 店員に品数を尋ねると「多過ぎて分からないわ」と苦笑い。「こんな物も扱っているわ」と見せられたカタログにはウオーキングマシンや馬を輸送するコンテナまであった。ちなみに日本では1万円以上するハミがここでは3000~5000円。物価が高い英国だが馬用品に限ればリーズナブル。とことん競馬に優しい街。ホームならぬ“ホースセンター”が繁盛する街。それがニューマーケットなのだ。

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