滝川「厄年」耐えて来年全国修行へ 全国に名前売り出す

[ 2019年2月1日 05:30 ]

滝川寿希也
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 【地方からの風】昨年、83勝を挙げ川崎リーディングのタイトルを初めて手にした滝川寿希也(23=川崎・田辺)が異例のビッグプランを明らかにした。来年、全国武者修行に出るという。「まだまだ騎乗技術を磨かないと。北海道、笠松、佐賀などいろいろなところで騎乗して、たくさん形の違ったレースを経験する。ひと回り大きくなって帰ってきたい」。南関東から離れることで収入減などのリスクも抱えるがその決意は固い。

 6年目の昨年は南関東でも166勝で5位と飛躍した一年。「最高の年でした。ケガも少なく、落とせないと思っていたレースでことごとく勝つことができた。勝負強くなったな、と手応えを感じた」と振り返る。

 「それに比べて…」と口が重くなったのは今年スタートダッシュに失敗したこと。骨折、インフルエンザ…。「厄年だ」と本人が言うように騎乗以前のアクシデントが起こった。それでも今年2開催目の川崎を迎えてエンジン点火。着実に勝ち星を積み重ね始めた。

 「今年は我慢の年になりそう。いい事ばかりは続かないから。とにかくケガだけはしたくない。来年、全国を渡り歩くために、もちろんリーディング継続は狙います」とキッパリ。地元でしっかり足場を固め次のステップへ。全国へ「滝川」の名を売り出すつもりだ。(矢内 浩美)

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2019年2月1日のニュース