【有馬記念】クリンチャー、#Metoo 初コンビ福永絶賛

[ 2018年12月20日 05:30 ]

福永騎手が乗り、坂路単走で追い切られたクリンチャー
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 クリンチャーの動きがヤケにいい。2週連続で福永が騎乗し、坂路単走で4F54秒5〜1F12秒3。時計こそ目立たないが、実に推進力に満ちたフットワークだった。初コンビの鞍上も絶賛する。

 「体を使えているし、動きの質がいいね。(時計は)自分の判断で54秒ぐらいにさせてもらった。戦闘モードに入ってるし、この程度にした方が本番で動けると思うよ」

 俗に言われるのが、帰国初戦で疲れが残っていないかという点だが「そこは関係ないと思う」と自信たっぷりに答える。ならば勝ち負けを期待していい。仏遠征ではフォワ賞6着、凱旋門賞17着と涙をのんだが、春3戦を見直してほしい。京都記念1着→阪神大賞典3着→天皇賞・春3着は、ここに入っても何ら見劣りしない。

 「ペースに応じた競馬ができる馬だけど、先行力があるし、それを生かさない手はないね。凄く楽しみ」

 福永がこう言えば、宮本師は「何とか国内でG1を獲って、また海外遠征に行きたいね」と夢プランを口にする。繰り返すが出来は二重丸。人気落ちの実力馬が、高配の使者になりそうな雰囲気だ。

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2018年12月20日のニュース