【天皇賞・秋】キタサンの底力信じた武豊「彼らしい走りをしてくれた」

[ 2017年10月29日 16:04 ]

<天皇賞・秋>ファンの声援に応える武豊騎手
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 G1馬8頭が激突するハイレベルな一戦となった「第156回天皇賞・秋」(G1、芝2000メートル)が29日に東京競馬場11Rで行われ、武豊騎手騎乗の1番人気キタサンブラック(牡5=清水久厩舎、父ブラックタイド、母シュガーハート)が優勝した。

 鞍上の武豊は開口一番「すごく大きい勝利」と安どした表情。「これだけの馬に乗せてもらっていますから、本当にほっとしています」とプレッシャーから解放され、満面の笑顔を見せた。

 「ゲートに突進してしまって…」とスタートで出遅れたが「競馬は必ず前とは決めていなかったので、周りを見てから」と天才は冷静だった。馬場の荒れた内を通って、ロスを挽回。「こういう馬場でもこなしてくれる自信もありました。ロスがあるので内に賭けました」と愛馬の底力への信頼があった。

 直線半ばでは完全に先頭に。「早く先頭に立ってしまった。それでも力がある馬なので(大丈夫)。きょうは彼らしい走りをしてくれた」とキタサンブラックを称え、次走に予定されるジャパンCについては「連覇を目指して、頑張っていきます」と言葉に力を込めた。

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