【多摩川・ウェイキーC】デビュー17年目・三井所がG1初V!

[ 2017年9月6日 05:30 ]

<多摩川・ウェイキーC>優勝賞金900万円を獲得した三井所
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 ボートレース多摩川の「開設63周年記念G1ウェイキーカップ」優勝戦が5日、12Rで行われ、三井所尊春(38=佐賀)が3コースカドからまくってG1初優勝を飾った。賞金900万円と共に来年3月の浜名湖SGクラシックの出場権を獲得した。

 デビュー17年目でついにつかんだG1タイトル。ゴールの瞬間、三井所は体ごと右手を上げ、ド派手なガッツポーズで喜びを表現した。

 節一級の伸びを武器に3号艇で迎えた優勝戦。「自分は攻めることしかできないから」。三井所は3カドに引いた。対して1号艇の石渡はチルト0度の伸び仕様。2号艇・毒島はイン奪取の離れ業で対抗した。だが、三井所の気持ちが上回った。「完璧だった」と振り返るコンマ10のトップスS。内2艇を一気にのみ込んだ。1周バックではマークした白井に迫られたが懸命に振り切った。

 壇上に登ると人目をはばからず涙を流した。過去10回のG1優勝戦でイン戦が3度あった。全て敗れた。Fもあった。2着惜敗もあった。その度に悔し涙を流した。「(欲しい気持ちは)人一倍強かったと思う」。何としても獲りたかった勲章を手に入れ「やっと、うれし涙を流せた」と男泣きした。

 獲得賞金は3000万円を超え、ランキング122位から40位にジャンプアップ。だが、浮かれる様子はない。「一走一走を全力で走る」。努力を積み上げてきた三井所らしい。これからも目の前のレースに全力を尽くす。

 ◆次走 優勝した三井所尊春、そして石渡鉄兵、毒島誠、白井英治、秋山直之の次走は12日からのとこなめG1トコタンキング決定戦。今村豊、辻栄蔵、原田幸哉、菊地孝平、茅原悠紀、桐生順平らと優勝を争う。岩瀬裕亮は19日からの蒲郡プレミアムG1ヤングダービー。篠崎仁志、遠藤エミ、山田康二、前田将太、中田竜太、小野生奈らが出場する。

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