福永決める!!豊に次ぐ“驚速”2000勝あと2

[ 2017年7月14日 05:30 ]

取材を受ける福永祐一騎手
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 大台到達を前にしても驚くほど冷静だった。福永祐一(40、栗東・フリー)は史上8人目となるJRA通算2000勝まであと2と迫っている。今週は土日ともに中京で17鞍に騎乗。記録達成ならデビューから「21年4カ月14日、または15日」となり、武豊(15年6カ月21日)に次ぐ2番目の早さで大記録達成となる。

 「デビュー当時では考えられない数字で、周りの方々の支えがあってこれまでやってこれた。(記録を達成した)他のメンバーを見ても凄い方々だし、自分もそういう年齢になったのかなとも思う。とにかく無事にケガなく、やることはいつもと変わらない」

 自らを“晩成タイプ”と表現。33歳を迎えた10年から7年連続で年間100勝を達成している。今年は2月の落馬事故で左肘内側側副じん帯を損傷。1カ月間の休養を余儀なくされたが、64勝を挙げ全国4位の好位置につけている。

 「結果を求められる職業で、心技体がかみ合わないと成績は残せない。これまでのキャリアの中で、今が一番自信を持って乗れている。今年はリーディングを獲れる位置にいるし、狙っていきたい」

 中京は96年3月に初騎乗初勝利(マルブツブレベスト)を挙げた舞台。思い出の地で大記録を狙う。

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2017年7月14日のニュース