【鳥谷越・本社予想の稼ぎどころ】８日福島１２Ｒ　気配上昇アイスコールドが適条件で激走

　紙面の「十字路」コラムでも触れたが、先週の大阪杯はＧ２だった前年の２倍以上の売り上げを記録。昨年行われた平地Ｇ１２２戦と比べても、牝馬クラシックの桜花賞やオークスとほぼ同レベル。昇格初年度としては上々の結果だった。それにしても、優勝したキタサンブラックは想像以上の強さ。昨年より一段とスケールアップした感がある。実は、Ｇ１で同馬に◎を打ったのは今回が初めて。今後は、何度も本命視していくことになりそうだ。

　あす日曜の桜花賞は“鉄板”ムードが漂うだけに、その前に資金を増やしておきたいところ。土曜の推奨レースは大混戦ムードの福島１２Ｒを選択した。狙いは◎アイスコールド。休み明けだった２走前の東京戦は離された８着に敗れたが、小倉に遠征した前走では後方からまくり気味に進出して４着と善戦。それでも手塚師は「直前輸送で少し疲れていたかも」と、まだ本調子ではなかったことを強調する。中６週と少し間隔を空けた今回、稽古の動きは格段に良化。唯一の勝利を挙げた福島芝コースに替わり、前走で手綱を取った田辺の進言から距離を芝２０００メートルに延ばす今回、絶好の狙い目とみた。