名古屋競馬場が弥富市へ移転 新競馬場は2022年度開業予定

[ 2017年3月29日 05:30 ]

名古屋新競馬場地図
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 愛知県競馬組合は28日、老朽化した名古屋競馬場(同市港区)を同県弥富市へ移転する方針を決めた。馬券販売はインターネットが中心で競馬場を移しても影響は小さいと判断した。

 県と名古屋市は跡地を、2026年に県市で共催する夏季アジア大会の選手村に使う方針。

 厩舎や調教場がある「弥富トレセン」に移し、2000人規模のスタンドやナイター用の照明を建設。現在の競馬場に場外馬券売り場を設ける。

 事業費は計94億円で営業利益やセンター内の土地売却益などで賄う。19年度に着工し、22年度に開業する。それまでは現在の名古屋競馬場で開催する。

 名古屋競馬場は1949年に開設。赤字が続き、一時は廃止も検討されたが、インターネット販売が寄与し、13年度に黒字化した。15年度には約13億円の収益を上げた。

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