【細原・騎手で獲る 特別編】19日東京11R 楽逃げかないそうな古豪コパノリッキーが決める

[ 2017年2月19日 08:00 ]

 ゴールドアリュール(03年)、メイショウボーラー(05年)、エスポワールシチー(10年)、トランセンド(11年)。ダート界で一時代を築いた過去の勝ち馬たちはいずれも逃げ、もしくは好位差しがパターンで、ライバルに執拗(しつよう)なマークを受けようとも相手を力でねじ伏せ“王道の競馬”で頂点を極めた。ところが、今年のフェブラリーS(東京11R)のメンバーを見ると、王道で戦えるほど抜けた馬はいない。こういう年は「展開」で買える。大胆な競馬が功を奏すのだ。

 本命は14&15年覇者の古豪コパノリッキー。ダートG1は毎年先行争いが激化するが、今年は人気勢が後方脚質に集中して先行馬へのマークが緩むのは必至。楽逃げかないそうなコパノにとっては願ってもない流れ。東京ダートマイル戦はスタートが芝という特殊な設定で、昨年の最優秀ダート馬サウンドトゥルーや、アスカノロマンは芝での行き脚に不安が残る。その点◎はG1連覇を果たしたように舞台適性は抜群だ。昨年(7着)は快足馬コーリンベリーの参戦で、リズムが乱れたが自分の形に持ち込めば崩れない。

 明け7歳を迎えるが昨秋の南部杯で2着のベストウォーリアを0秒3差ちぎり、レースレコードで制したように衰えは皆無。15年Vと同じ2枠(4)番から逃げ切りVだ。馬券は馬単・馬連。相手はベストウォーリア、モーニン、ゴールドドリームが本線。エイシンバッケン、カフジテイク、ケイティブレイブを押さえる。

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2017年2月19日のニュース