【鳥谷越・本社予想の稼ぎどころ】19日小倉11R小回りの追い込み馬ベルーフが直線一気

[ 2017年2月19日 08:00 ]

 本社予想を担当するようになって15年になるが、今年のフェブラリーSは歴代でも屈指の難解な一戦だと思う。有力馬たちに、軽くは扱えない不安材料があるのがその理由。最終的にはここ2戦の凡走に目をつぶってモーニン◎としたが、勝つには昨年のフェブラリーSのようにスムーズな立ち回りが必須。世界の名手・ムーアの手綱さばきに期待するしかない。

 馬券的な勝負どころは小倉11R・小倉大賞典。3戦連続で◎指名となるベルーフに、3歳時の京成杯以来となるVゴールを期待だ。追い込み脚質が災いして惜敗が多いタイプだが、今回の舞台となる小倉芝コースでは15、16年の小倉記念でいずれも2着。広いコースがダメなわけではないが、激流になりやすい小回りの方が、より持ち味を生かせる印象がある。2カ月ぶりでも、条件が合うここを目標に乗り込み量は十分。最終追い切りの動きも迫力満点で、仕上がりの不安は全くない。有馬記念でハナを切ったマルターズアポジーを筆頭に、先行型がズラリ集結してよどみない流れが濃厚。じっくりと脚をため、ゴール前で苦しくなった先行勢をズバッと差し切る。

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2017年2月19日のニュース