【SS王座決定戦】“癒し系”若井、奮闘誓う「穴を提供したい」

[ 2016年12月27日 05:30 ]

選手会川口支部長として奮闘を誓った若井
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 4月から選手会川口支部長としても奮闘する若井が、04年9月の地元川口オートGPで感動的なSG初優勝を飾って以来の戴冠を目指す。5月の飯塚SGオールスターで優出6着が決め手となり、年末の大一番へのエントリーを果たしたが「力が足りないのは分かっているけどスーパースターだからと気負わずにいつも通りの仕事をするだけ」と平常心を強調していた。

 競馬好きで知られる若井。今シリーズへの意気込みを向けると「昨日(25日)の有馬記念が堅い決着だったから、自分が車券に絡んで穴を提供したい」と笑う。とにかく、ユーモアあふれるコメントでホッとさせる癒やし系の存在なのだ。

 周囲への気遣いも忘れない。「同じ川口の(永井)大介や(中村)雅人、それに同期の(岩崎)亮一がいる。みんなで盛り上げていきたい」とシリーズの成功が決して自分の活躍だけではないことを知っている。

 同期で盟友の永井も「(若井は)川口のファンから最も愛されている選手だから」と一目置く存在の若井。初日は雨の予報が出ていて不安定な走路状態が見込まれるだけに、持ち前の大胆なレース運びで流れを呼び寄せたい。

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2016年12月27日のニュース