【ステイヤーズS】アルバート、史上5頭目の連覇へ着実に良化!

[ 2016年12月1日 05:30 ]

ライアン・ムーア騎手を背に3頭併せで追い切るアルバート(右)
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 「第50回スポニチ賞ステイヤーズS」の追い切りも行われ、昨年の覇者・アルバートが連覇に向けて上々の仕上がりぶりを見せた。

 Wコース&3頭併せは最後方から追走。直線で内に進路を取り、軽く仕掛けただけで瞬時に加速。5F69秒6~1F12秒8(馬なり)。中オメガドラクロワ(2歳未勝利)に1馬身、外コリエドール(2歳500万)に堂々と半馬身先着。昨年のレース当日以来、丸1年ぶりに手綱を取ったムーアは「久しぶりに乗ったので比較はつかないけど、状態は良く感じた。昨年勝ったレース。大丈夫だよ」とクールに話した。

 休み明けの前走・アルゼンチン共和国杯(2着)は直線で挟まれる不利がありながら、1着シュヴァルグランと半馬身差。その勝ち馬がジャパンCで3着だからハイレベル。橋本助手は「先週長めにやったし、今日の動きも良かった。前走は脚部不安明けで半信半疑だったが、2走ボケの兆候も見られない。いい結果を期待したい」と前向きに結んだ。昨年は馬群を縫ってスイスイ進出し、2着に5馬身差の衝撃の重賞初制覇。さらにパワーアップして、名物マラソン重賞に帰ってきた。ジャパンCは見送って、確勝を期したG2戦。史上5頭目のステイヤーズS連覇を飾り、目指すはG1舞台復帰だ。

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