【盛岡・南部杯】リッキー レコードで決めた!史上4頭目のG1・8勝

[ 2016年10月11日 05:30 ]

南部杯でG1・8勝目を挙げたコパノリッキー(右)
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 ダートG1「第29回マイルCS南部杯」が10日、盛岡で行われ、1番人気コパノリッキーが1分33秒5のレコードでV。史上4頭目となるG1・8勝目を挙げた。これでかしわ記念、帝王賞に続き、G1・3連勝となった。

 逃げたロイヤルクレストと追走するG1・10勝馬ホッコータルマエがつくりだした流れは1000メートル58秒0のハイペース。2馬身空けて3番手に付けた田辺コパノリッキーが4角で先頭に並んだ。残り200メートルで抜け出し、楽々と後続を突き放す。3連覇が懸かっていたベストウォーリアを1馬身3/4抑える完勝だった。

 14年暮れ以来の騎乗だった田辺は「きょうは内が深くて伸びない。オーナーや(村山)先生と話していた通りのポジションが取れた。馬は道中も力むことがなかったし、僕の中ではマイルは一番競馬がしやすいので」と笑顔を見せた。

 14年JBCクラシック(2000メートル)に続く盛岡でのレコードV。今回は1秒3も短縮する6年ぶりの更新だった。さらにG1・8勝は、最多のホッコータルマエ、9勝のエスポワールシチー、ヴァーミリアンに次ぐ単独史上4位。次走について陣営はクラシック、スプリントのどちらかは明言を避けたが川崎JBC(11月3日)。そして12月のチャンピオンズC、東京大賞典でさらなるG1コレクションを狙う。

 ◆コパノリッキー 父ゴールドアリュール 母コパノニキータ(母の父ティンバーカントリー) 牡6歳 栗東・村山明厩舎 馬主・小林祥晃氏 生産者・北海道日高町ヤナガワ牧場 戦績24戦13勝(地方11戦7勝) 総獲得賞金7億5666万4000円。

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2016年10月11日のニュース