【日本ダービー】ミスターX 逆襲リオンディーズが突き抜ける!

[ 2016年5月29日 05:30 ]

 東京10R・日本ダービーは逆襲のリオンディーズが世代の頂点に立つ。朝日杯FSを史上最少キャリアで制した素質の高さは間違いないが、近2走は行きたがる気性が災いして強力なライバルたちに敗れてきた。

 前走の皐月賞は、M・デムーロが「僕が失敗した」と振り返る暴走劇。16番枠からポジションを奪うために出していくと、そのまま掛かり気味に向正面半ばで先頭へ。当日の強風も影響し、1000メートル通過は58秒4のハイペースとなった。結果は後方から追い込んだディーマジェスティ、マカヒキが1、2着。だが、大敗を喫してもおかしくない内容で5着(4着入線)まで粘った底力は相当なものだ。

 中間は“折り合い改善”のために舌を縛った調教を敢行。鞍上は「舌をくくってから凄く乗りやすくなったよ」とその効果を強調する。空前のハイレベルと目される今世代でも、能力フル発揮なら突き抜ける器だと見る。半兄エピファネイアが悔しい2着に終わった競馬の祭典で、真の姿を披露する。馬単(12)から(1)(3)(5)(8)(10)(13)。

 東京12R・目黒記念は現女王マリアライトで堅い。昨年のエリザベス女王杯を制し牝馬の頂点へ。その後は、有馬記念で勝ち馬に0秒1差の4着→日経賞で0秒3差の3着と牡馬一線級とも互角に渡り合ってきた。近走の相手と比べれば、ここは確実に楽になる。

 今回の舞台は初挑戦だが、2500メートルは【1・0・1・1】の好成績。東京2400メートルで行われた昨年の緑風Sを快勝しており舞台には何の不安もない。頭二つ抜けた本命だ。馬単(6)から(1)(5)(12)(13)(15)(16)。

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2016年5月29日のニュース