【三国・北陸艇王決戦】太田が16度目G1制覇「エンジンのおかげ」

[ 2016年4月25日 05:30 ]

北陸艇王決戦を制した太田

 ボートレース三国のG1「北陸艇王決戦」優勝戦が24日、第12Rで行われ、1番人気の太田和美(43=大阪)がインから危なげなく逃げ切った。

 G1制覇は15年2月のびわこ近畿地区選以来、16回目。2着には3コースから握り差した辻。3着は深谷だった。

 前検日、34号機を引いた時点で太田の優勝は見えていた。前回使用者の鎌田義がぶっちぎりのパワーでV。今後、三国のエース機になるであろう超抜機に太田は一度も手を付けることはなかった。「鎌田君を信じてペラも触ってない。SGで優勝する時くらいの手応えがあった。本当に何もしていない。スタートでミスしなければ大丈夫じゃないかなと。エンジンのおかげで勝てた」

 全員がゼロ台。壮絶なスタート合戦だったが、1Mを回った瞬間には、もう太田が格上の足で引き離していた。パワーで圧倒した。「住之江の次くらいに相性のいい三国で優勝できて良かった」。名手がいい流れを引き寄せた。目標であるグランプリ出場へ向け、今後も一走一走に集中していく。

 ◆次走 優勝した太田和美の次走は5月3日からの住之江一般戦。松井繁、田中信一郎、石野貴之らと優勝を争う。原田幸哉は5月1日からの蒲郡一般戦。大嶋一也、赤岩善生、柳沢一らが参戦。辻栄蔵は28日からの鳴門一般戦。市川哲也、秋山直之、赤坂俊輔らが相手。深谷知博は29日からの浜名湖一般戦。坪井康晴、菊地孝平、笠原亮らが参戦。吉川元浩は5月3日からの尼崎一般戦。向所浩二、魚谷智之、吉田俊彦らが出場。桐生順平は5月3日からの戸田一般戦。平石和男、黒井達矢、中田竜太らとVを争う。

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2016年4月25日のニュース