菜七子、前日落馬で負傷も「大丈夫」8鞍全て騎乗

[ 2016年4月25日 05:30 ]

顎の傷痕が痛々しい藤田だが、この日は8鞍全てに騎乗した

 23日の東京1Rで落馬、負傷して以降6鞍全て乗り代わりとなった藤田菜七子(18)は24日、東京で予定されていた8鞍全てに騎乗。5Rアムネスティ(1番人気)の6着が最高だった。

 前日の診断は右上腕三頭筋損傷、頭部打撲。顎の擦過傷が痛々しいが「体は問題ありません。大丈夫です」と気丈に話した。東京デビューウイークを振り返り、「直線が長いと思いました」と率直な感想。福島で落馬の報を受けた師匠の根本師は菜七子と対面して「各方面に迷惑を掛けたが、大事に至らなくて良かった」と安どの表情だった。

 レース後は、日本騎手クラブが主催する熊本地震被災地への募金活動に参加。菜七子の前には長蛇の列ができ、ファンから「頑張ってください」と次々と声を掛けられ握手に応じた。今週は土日とも新潟に初参戦の予定。JRA5場目、地方も含めると10場目となる地で、JRA2勝目を狙う。

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