菜七子に新規騎手免許交付、ようやく実感「ナナちゃんと呼んで」

[ 2016年2月15日 15:17 ]

JRAのCMキャラクターを務める女優・有村架純のポスターの前で、はにかみながらインタビューを受ける藤田菜七子

 16年度JRA新規騎手、調教師に対する免許交付式が15日、東京都港区のJRA本部で行われた。騎手はJRAでは16年ぶりの女性騎手として注目される藤田菜七子(18)、木幡初広騎手の次男・巧也(19)、菊沢隆徳師の長男・一樹(18)、坂井瑠星(18)、荻野極(18)、森裕太朗(18)の競馬学校騎手課程卒業生6人が免許を手にした。

 スポーツ各紙に加え、一般紙、NHKなどテレビ局も詰めかけた会見場。大勢の報道陣を前にパンツスーツ姿で登場した藤田は緊張した表情だったが、質疑が進むにつれて笑顔も。交付された真新しい免許を手に「プロの騎手になれたという実感がわきました。プレッシャーや不安もありますが、支えてくださった方々のためにも結果を残したい」と抱負。3月3日の川崎競馬でデビューするプランも浮上しているが「まだ正式に決まったわけではないですが、1日でも早く(レースに)乗りたいと思っているので、凄く楽しみにしています」と話した。報道陣から「どう呼ばれたい?」と質問されると「ナナちゃんと呼んでもらえたらうれしい」とはにかみながら答えた。

 木幡巧は「やっと実感がわいてきた。気を引き締めていきたい」と話し「名前が巧也(たくや)なので“コワタク”と呼んでもらえれば」と笑顔。父が調教師、おじに名手・横山典がいる競馬一家に育った菊沢は「やっと騎手になれてうれしいと同時に、ここからが本当の勝負。“菊ちゃん”と親しまれるジョッキーになりたい」と目を輝かせていた。

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