【東京新聞杯】ダノンプラチナ 東京マイル3戦3勝“最適の舞台”

[ 2016年2月5日 05:30 ]

海外遠征後の初戦に燃えるダノンプラチナ

 ターフライター・平松さとし氏がレースのキーマンに迫る「The Keyman」は、東京新聞杯にダノンプラチナで挑む国枝師を直撃した。

 ――前走(香港マイル7着)のダノンプラチナは馬場入場時に少しイレ込む感じでした。

 国枝師 パドックで着けていたメンコ(耳覆い)とリップチェーンを外したあたりから気合が乗りました。そのせいもあったかゲートで少しチャカついてしまいました。

 ――それで遅れ気味のスタートに。

 その上、狭くなって他の馬に接触されたこともあり、スムーズさを欠く競馬になってしまいました。

 ――それでもラスト2F(香港は2Fごとに計測)は出走馬中最速の時計をマークして追い上げた。

 まだ3歳。決して良い形の競馬ではなかったにもかかわらず、十分に通用すると思わせました。結果は残念だったけど、悲観する内容ではなかったと思います。

 ――爪の不安でマイルCSを回避しての遠征だったけど、具合は良かったということですね?

 爪の不安に関しては前走時で既に全くなくなっていました。もちろん今も心配する必要はありません。

 ――前走後は?

 着地検疫後トレセンに戻し、ここを目標に仕上げました。乗り込み量は十分だと思います。

 ――最終追い切りは5F69秒2~1F12秒9。

 少し体に余裕がある感じだったので長めから併せました。道中行きたがった分、最後の伸びがいまひとつになってしまったけど、悪くはないと感じました。

 ――絞れてきた感じですか?

 とはいっても時季的なものもあるので馬体重としてはプラスで出てくると思います。競馬当日で480キロ台ではないでしょうか。

 ――調教でもまたがった蛯名騎手は何と言っていましたか?

 やはり少し重い感じだと。でも最終追い切りで中身ができてくれれば…と言っていました。

 ――得意の東京のマイルに戻るのは好材料。

 東京のマイルは3戦3勝ですからね。この馬の力を発揮するのには最適の舞台だと思います。

 ――海外遠征後の初戦。

 あくまでも目標は安田記念だけど、G1馬として恥ずかしい競馬はできないという気持ちももちろんあります。叩き台という気はないです。

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