【尼崎センプルC】松井“気合”で尼崎周年4度目V

[ 2016年1月18日 05:30 ]

尼崎G1を制し、優勝カップを手にする松井

 ボートレース尼崎の開設63周年記念「G1尼崎センプルカップ」は17日、第12Rで優勝戦を行い、松井繁(46=大阪)がイン逃げ圧勝。尼崎周年4回目の優勝を決めた。5コースから外を回した白井が2着。進入から沸かせた西島が追い上げ、3着に食い込んだ。

 ファイナルは進入争いからヒートアップした。6枠の西島が内寄りを狙うが、中島も動きを見せてスタート展示は1652・34。本番でも松井は冷静なイン進入を敢行し、並びはスタート展示と同じ。松井は90メートル付近の起こし位置に。西島は80メートルまで流れ込み、吉田が絶好の4カドに陣取り3対3の隊形となった。

 特訓や展示でも的確に踏み込んでいた松井。コンマ15の快ショットから堂々の先マイを決めた。吉田の攻めは流れ、白井が外マイ追走。ブイ際を差した湯川が2番手を追走するが、2M差しから白井が浮上。西島はコンマ27と後手を踏みながら猛追。2周2M差しで湯川をかわし3着に食い込んだ。

 松井は「苦しかった。進入争いが厳しくなることは予想できたが、気合を入れた。立派なスタートが行けた」と胸を張った。新年を「リベンジの年」と位置づける松井。「この優勝は大きい。これで今年はいける」。充実感あふれる表情だった。

 ◆次走 優勝した松井繁、そして白井英治、湯川浩司、中島孝平、西島義則の次走は26日からの徳山G1徳山クラウン争奪戦。今村豊、太田和美、浜野谷憲吾、辻栄蔵、菊地孝平、丸岡正典、篠崎元志、篠崎仁志らと優勝を争う。吉田俊彦の次走は23日からの住之江一般戦。谷川里江、山本浩次、山田哲也、鎌倉涼、上野真之介らが出場する。

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2016年1月18日のニュース