武豊、宣言通りの開幕1レースV 恒例鏡開きでファンにあいさつ

[ 2016年1月6日 05:30 ]

京都競馬場で鏡開きをした武豊(左)

 新春恒例の鏡開きが5日の1レース前、京都競馬場のウイナーズサークルで行われた。ジョッキーが参加しての鏡開きは今年で5回目。日本騎手クラブ会長の武豊は「新年から多くのファンの方に足を運んでいただきありがとうございます。我々JRAもいいレースをして頑張っていくので、応援よろしくお願いします」とあいさつ。ファンからの温かい拍手に包まれた。

 またデビュー30年目となる区切りの年にあたって「気持ちを新たに、去年(106勝)以上の成績を目指したい」と抱負を語り「1レースを勝ちます」と宣言。その言葉通り1Rをトウショウジャイロで制した。同騎手が開幕1レースを制するのは08年以来8年ぶり4回目。

 また昼休みには関西所属の年間最多勝騎手に贈られる関西テレビ放送賞の表彰式が同所で行われ、昨年10月31日に京都で落馬負傷(右肩鎖関節脱臼、右鎖骨剥離骨折)して休養していた福永祐一(39)が久々に姿を現した。「いい環境でリハビリをさせてもらっています。痛みはもうありません。復帰は3月くらいをメドにして状態が良ければ、もう少し早くなると思います」と明るい表情。順調なら3月に復帰する見通しだという。昨年は全国リーディング2位となる121勝をマーク。「大きいレースで存在感を示せるよう頑張ります」と今年の意気込みを伝えた。

 併せて昨年8月29日に小倉で落馬負傷(右大腿骨骨折)して休養していた藤岡佑介(29)も近況報告。「順調です。あとは体力を戻していきたい。2月に入ったら馬にまたがってみて月末にはレースに乗れると思います。出遅れた分を取り戻せるよう頑張ります」と騎乗再開を心待ちにしていた。

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2016年1月6日のニュース