【札幌記念】サクラアルディート　札幌巧者の血が騒ぐ

　サクラアルディートは札幌ダートコースで６Ｆ８６秒６～１Ｆ１２秒４。直線いっぱいに追われるとしっかり伸び、先行したリアンシチー（３歳未勝利）と内から併入に持ち込んだ。

　騎乗した菱田（レースは戸崎）は「しっかり追ったが全く息が乱れていなかった。もともと調教で自分からハミを取っていくタイプではないし、あんなものでいいと思う。相手は強いが調子は悪くない」とのジャッジ。７歳だが前走・福島テレビＯＰで２年７カ月ぶりの勝利を挙げるなど元気いっぱいで、昨年ＡＪＣ杯では早めに動いて２着と重賞好走実績もある。

　猪田助手は「ＡＪＣ杯のような競馬が理想。最後まで気持ちを切らさず、自分から動く積極的な競馬ができれば」と話した。自身は札幌初参戦だが、兄サクラプレジデントは０３年札幌記念を勝つなど札幌３戦全勝。大一番で巧者の血が騒ぐか。