【エルムS】フレイムコード ダートで新境地、落ち着き周回

[ 2015年8月13日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・札幌=12日】エルムSがダート初挑戦となるフレイムコードは、丸田を背に最終調整。落ち着いた様子でダートコースを周回した。フレイムにいつも寄り添うのは木埜山賢厩務員。自動車整備士から競馬専門紙のトラックマンを経て、この世界に飛び込んだ異色の経歴の持ち主。村松が厩舎に出向くと、「いろいろとやってきたけど、この仕事が一番。担当馬が勝った時の喜びは何にも代えられない」と頬を緩ませた。

 競馬にハマったきっかけは89年のダービー馬ウィナーズサークル。「兄が事故で入院して、付きっきりで看病していたんです。絶望感の中、ウィナーズが勝つ夢を見て、単勝馬券を買ったら当たったんです」。人生は、何をきっかけに動きだすか分からないものだ。フレイムは「ダートでの動きがいいから、一度使って見たかった」と待望の条件。ここから、新たな道が開けるかもしれない。

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2015年8月13日のニュース