【江戸川大賞】浜野谷、歓喜逆転V!“江戸川テッペイ”ねじ伏せた

[ 2015年6月19日 05:30 ]

G1江戸川大賞を優勝した浜野谷

 ボートレース江戸川のG1「江戸川大賞・開設60周年記念」は18日、12Rで優勝戦が行われ、2号艇の浜野谷憲吾(41=東京)が1周2Mで1号艇の石渡鉄兵(40=東京)を逆転し、11年12月の当地関東地区選手権以来3年半ぶり19回目のG1優勝を飾った。

 やはりエースは浜野谷だ。05年の開設50周年に続き、節目の60周年を制覇。先頭でゴールすると興奮を隠せず、右手を2回挙げて地元のファンの声援に応えた。ファンタジスタの本領を発揮した2M。エッジの利いたターンを“江戸川テッペイ”の内懐に突き刺し、ねじ伏せた。

 浜野谷の作戦はこうだった。「2コースを走った時(4日目11R)にササらなかったからね。初めから2コーナー勝負だと思っていた」。1周1Mは意表を突いたツケマイから石渡を追走。水面と石渡の頭脳の先の先を読み切り、逆転してみせた。当地G1制覇は3回目。前々節の大村SGオールスターでは、体重57キロで前検入りして話題となったが、今節は54キロと気合を入れてきた。「ビールはやめた。まずは“糖質ゼロ”を飲みたいね」と顔をほころばせた。

 優勝賞金を上乗せし、賞金ランクは21位までアップ。そして「やっとクラシックに出られる」。地元・平和島開催のSGクラシック(来年3月)の出場権利を獲得できたことを喜んだ。次節は宮島SGグランドチャンピオン。今年のSGは桐生順平、山崎智也と関東勢が連続V。次はエースが東都の風を吹かせる。

 ◆次走 優勝した浜野谷憲吾、そして石渡鉄兵、池田浩二、中島孝平の次走は23日からの宮島SGグランドチャンピオン。今村豊、松井繁、山崎智也、辻栄蔵、菊地孝平、毒島誠、平本真之、桐生順平らと優勝を争う。中田竜太は23日からのまるがめ一般戦へ。大滝明日香、秦英悟、後藤翔之らが出場。赤坂俊輔は26日からの尼崎一般戦。水口由紀、坂口周、中野次郎らとVを争う。

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2015年6月19日のニュース