【ユニコーンS】ゴールデンバローズ 堀師、新記録12週連続勝利だ!

[ 2015年6月19日 05:30 ]

単走で力強い走りを見せたゴールデンバローズ

 「第20回ユニコーンS」の木曜追いが18日に行われた。美浦ではゴールデンバローズがWコースで力強い走りを披露。3月のUAEダービー3着からの帰国初戦となるが、万全の仕上がりをアピールした。堀厩舎は先週までJRAタイの11週連続V。今週は同馬を筆頭に8頭のラインアップで新記録達成に挑む。

【ユニコーンS】

 ゴールデンバローズは“国内仕様”に戻して重賞初Vに挑む。僚馬4頭と馬場入りした直後はうるさいしぐさも見せたが、Wコースで走りだすと気にならない。離れた最後尾を単走で駆け4F54秒4~1F12秒9。馬なりながら雄大な馬体をしっかり使って伸びた。橋本助手は「帰厩後も順調に時計を出して先週あたりでできている感じ。今週はサラッとだが、これで十分」と納得の表情を浮かべた。

 デビュー2戦目でダートに転じてから圧巻の内容で3連勝。日本馬が勝ったことがないUAEダービーに挑戦した。8馬身差Vの勝ち馬に離されたとはいえ3着は健闘の部類、陣営は掛かり気味でしまいの伸びを欠いた内容を冷静に分析する。国内の500万、ヒヤシンスSはスタートが一息。橋本助手は「いい位置で競馬をできないと勝負にならないと考え、ゲート練習を重ねたことでテンションが上がった」と勝負の“ドバイ仕様”が折り合い難につながったと振り返る。

 対して今回は3戦全勝と勝手知ったる東京ダート1600メートル。中間はゲート練習をせずに臨む。その分スタートは課題になるが、橋本助手は「仮に出負けしても中団くらいから長い直線を生かせれば」と多少のロスなら挽回可能との見立て。コンビ復活となる戸崎は「芝でもやれそうな柔らかいフットワークで、まだ奥がありそう」と、さらなる伸びしろを感じ取っている。

 今春G1・3勝など絶好調の堀厩舎は先週まで11週連続で勝利を挙げ、連続週勝利記録に並んだ。それでも橋本助手は「凄い記録だと思うが、個々の馬とは関係ないし記録のためにやっているのではないから」と特に意識していない。新記録の懸かる今週はバローズを含め8頭の強力布陣。人馬ともども平常心で目の前の課題に取り組むだけ。そして今週も勝利を積み上げる公算はかなり大きい。

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2015年6月19日のニュース