【日本ダービー】(11)サトノクラウン相性抜群

[ 2015年5月31日 05:30 ]

レース前日の調教で坂路を駆け上がるサトノクラウン

 皐月賞6着から巻き返しを狙うサトノクラウンは土曜朝、通常通りの最終調整を行った。まずは午前7時半に坂路を駆け上がり(4F75秒5)、その後ドゥラメンテ、リアルインパクトの2頭のG1馬を含む10頭隊列の先頭に立って、南Dコース(ダート)を軽く半周してクールダウンした。途中、軽く首を上下するしぐさを見せながらも、堂々とした振る舞いで先導役を務め上げた。

 新馬から東スポ杯2歳S→弥生賞と3連勝の逸材。続く皐月賞では1番人気の支持を集めたが、出遅れ、さらに4コーナーで大きく外に振られる不利が響いた。堀師は「皐月賞は調教をやり過ぎた。ゲートも悪かったが、装鞍所では平常心を欠いた状態で、行きっぷりが悪かった」と振り返った。その反省を踏まえ、中間は美浦に在厩したまま調整を行った。

 操縦性の良さと、強烈な末脚が武器。東京も2戦2勝と相性抜群。「距離はこれまでの調教を見ても問題ない。東京が合うのは間違いない」とトレーナーは太鼓判。日本ダービー初騎乗となるルメールも「どの国でも特別なレース。勝ちたい」と静かに勝負の時を待つ。

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2015年5月31日のニュース