【フィリーズR】菱田、今週もG1切符!ペルフィカで岡田師に贈る

[ 2015年3月13日 05:30 ]

師匠・岡田師の管理馬ペルフィカで重賞初勝利を目指す4年目の菱田

 師弟コンビでタイトルを狙う。デビュー4年目の菱田が師匠・岡田師の管理馬ペルフィカで参戦。菱田はパートナーの良さをこう表現する。

 「凄く乗りやすくて、しまいはいい脚を使える。真面目な性格で落ち着きもあるし、実戦でいいタイプなんだと思います」

 水曜の最終追い切りは大西助手を背に坂路併せ馬でリオグランデ(5歳500万)と併入。オーバーワークを避けながら、なおかつ適度に負荷を掛けて4F54秒0と絶妙な時計を刻んだ。動きをチェックした岡田師は「パーフェクト。テンションを上げ過ぎず競馬に向かえる」と納得の表情。

 「ここまで順調。できれば菱田でG1に行きたい。いい状態で出せるし、あとは菱田に任せるだけ」

 賞金900万円組が桜花賞出走を確定させるには3着以内が絶対条件。師匠の思いに応えるべく菱田はモチベーションを高めている。菱田はこれが重賞騎乗41戦目。これまでは14年シルクロードS(リトルゲルダ)、セントライト記念(タガノグランパ)、そして先週の弥生賞(タガノエスプレッソ)の3着が最高着順だった。師匠・岡田師の管理馬では6度目の重賞チャレンジで自身初のタイトル奪取を狙っていく。

 「僕自身、まだ重賞を勝っていないし、このタイミングで自厩舎の馬で勝てればうれしいです。何とか期待に応えたいですね」

 先週の弥生賞は既に皐月賞出走に必要な賞金があるとはいえ10番人気の低評価を覆す力走で優先出走権を確保した。人馬一体の走りで2週連続G1切符獲得を目指す。

 ◆菱田 裕二(ひしだ・ゆうじ)1992年(平4)9月26日、京都府出身の22歳。栗東・岡田厩舎所属。12年3月デビュー。JRA通算成績は2095戦145勝(12日現在)。

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2015年3月13日のニュース