【中山牝馬S】シャトーブランシュ 格上挑戦も距離延長が好材料に

[ 2015年3月13日 05:30 ]

(右から)仕上がり十分のシャトーブランシュと高橋忠師

 ターフライター・平松さとし氏がレースのキーマンに迫る「The Keyman」は、中山牝馬Sにシャトーブランシュで挑む高橋忠師を直撃した。

 ――シャトーブランシュの前走(初音S8着)ですが東京への輸送にもかかわらず体重の増減はなし(474キロ)。

 高橋忠師 時々カイ食いが落ちることのある馬ですが、担当者も注意をしてくれているので変わらぬ体重で出てきてくれました。

 ――好スタートから好位3番手あたりを追走。

 道中、良い感じで走れているようには見えました。

 ――しかし内枠が災いしたのか、直線では前がスムーズに空かなかった。

 確かに少し詰まるところはありました。でもスペースに頭くらい入る場面もあったのでそれだけが敗因とは考えていません。

 ――他にどのような敗因が挙げられますか?

 以前、マイル戦でムーア騎手に乗ってもらった時に「少し短いかも」と言われました。前走は牝馬同士ということもあり使いましたが、やはりマイルは短いのかもしれません。

 ――今回は1800メートル。

 延長されるのは好材料だと思います。それであえて重賞に出走させるのです。

 ――ハンデは53キロ。

 そこも魅力の一つです。格上挑戦の分、重量は前走比2キロ減。これなら勝ち負けしておかしくないはずです。

 ――実際、前々走では53キロのハンデで重賞(愛知杯)4着。それも直線一度は先頭に立ちました。

 準オープンの身といえ、オープンクラスともそれほど力差はないと思っています。

 ――今回は初めての中山競馬場になりますが、そのあたりの心配はありませんか?

 牝馬特有のピリピリした感じはなく、初コースだからといってテンションが上がるようなことはない馬です。だからそのあたりは全く心配していません。

 ――最終追い切りは坂路で半マイル54秒0。 

 輸送を考慮して、時計的にはこのくらいで十分過ぎるほど。1週前追い切りの動きも良かったし、仕上がりに関しては問題ないと思います。

 ――期待できそうです。

 もちろん期待して送り込みます。良い競馬になると思います。

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2015年3月13日のニュース