【川崎記念】断然人気ホッコータルマエ、当たり前のG1・8勝目

[ 2015年1月29日 05:30 ]

川崎記念でG1・8勝目を挙げたホッコータルマエ(中)

 今年最初のG1「第64回川崎記念」が28日に川崎競馬場で行われ、断然人気のホッコータルマエが3連勝でG1・8勝目。ヴァーミリアン、エスポワールシチーが持つG1最多勝記録にあと1と迫った。単勝は1・0倍の元返しだった。

 これが“大横綱”の力だ。道中は5、6番手。勝負どころの2周目3角で4番手、4角2番手とポジションを上げると地方年度代表馬サミットストーンを直線であっさりパス。カゼノコの追い上げを3/4馬身封じ、着差以上の強さを見せつけた。幸が「本当に強い。ハナにも行けたが、強さを信じて無理はしなかった。最初のコーナーでゴチャつき、少し馬が怒ったけど、あとは落ち着いて、最後も手応え通りに伸びてくれた」と胸を張った。

 チャンピオンズC、東京大賞典に続くG1・3連勝。昨年はAWコースで最下位16着に終わったドバイワールドC(3月28日、メイダン、ダート2000メートル)への再挑戦が決まっている。直行か、フェブラリーS(2月22日、東京)に参戦するのか、ローテーションは未定。ダート絶対王者の今後の動向が注目される。

 ◆ホッコータルマエ 父キングカメハメハ 母マダムチェロキー(母の父チェロキーラン) 牡6歳 栗東・西浦勝一厩舎 馬主・矢部道晃氏 生産者・北海道浦河町の市川ファーム 戦績29戦15勝(南関東7戦6勝、海外1戦0勝)総獲得賞金8億6545万6000円。

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2015年1月29日のニュース