【オールカマー】フェイムゲーム 宗像師「思った通りの動き」

[ 2014年9月25日 05:30 ]

Wコースでインディーズゲーム(奥)と併せて追い切るフェイムゲーム

 1着に天皇賞・秋の優先出走権が与えられる「第60回オールカマー」の追い切りが24日、行われた。美浦では重賞3勝目を狙うフェイムゲームが北村宏を背にWコースで併せ馬。インディーズゲーム(6歳1600万)を5馬身追走、4コーナーで内に切れ込んで馬体を併せた。ラスト100メートルでは、まだ半馬身ほど遅れを取っていたが、鞍上が手綱をしごくと1完歩ずつ差を詰め併入でゴールした。

【オールカマー】

 見守った宗像師は「相手も動いたから楽ではなかったけど、思った通りの動き」と納得顔。先週に続きブリンカーを着用したが「あまり刺激し過ぎないように、一番スムーズに走れる方向に持っていきたい」として結局着用せずに挑むことが決まった。

 天皇賞・春は勝負どころで反応し切れず6着。その反省から続く宝塚記念の最終追いでチークピーシーズを着用、動きが一変した。そこで本番でも装着したが、逆に効き過ぎて行きたがった。結果、末脚が鈍って6着となった。馬具の使い方の難しさを露呈した結果となったが、前向きさは引き出せた形。今回は違う馬具を使って調教で気持ちを引き出し、本番に挑む作戦だ。

 半兄バランスオブゲームは06年オールカマーの覇者。新潟は今回と同じ2200メートル内回りで行われた02年セントライト記念を含む3戦3勝のパーフェクト。その血を引き継ぎ、まずはこのレースで兄弟制覇を果たすつもりだ。

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2014年9月25日のニュース