ミュゼスルタン骨折、年内休養 新潟2歳S制覇から一夜明け異変…

[ 2014年9月3日 05:30 ]

 8月31日の新潟2歳Sを制したミュゼスルタン(牡=大江原)が左前脚を骨折し、年内いっぱい休養することになった。2日に大江原師が明らかにしたもので、近日中に美浦トレセン競走馬診療所で手術を受け、北海道千歳の社台ファームへ放牧。来年3月の復帰を目指す。

 アヴニールマルシェとの激闘をコースレコードで鼻差制した東の新星に、まさかのアクシデントが襲った。異変が分かったのは重賞初制覇から一夜明けた1日。美浦へ戻った同馬の左膝部分に熱が生じていたため、同診療所で検査を受けたところ、左前橈(とう)骨遠位端骨折と判明した。橈骨遠位端とは人間の膝の一部に相当する部分。米粒大の骨片が欠けていたという。全治に要する期間は分かっていないが、骨折の症状としては最も軽度で来年3月には復帰できる見通し。同師は来春のクラシックへ向けてスプリングS(3月、中山)などのトライアルから始動させたい考えだ。

 ▼大江原師 新潟2歳Sのレース中に骨折したのだろう。暮れのG1(朝日杯FS)は出走できないがクラシックには間に合う。回復に専念し、スプリングSあたりから復帰させたい。

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2014年9月3日のニュース