【弥彦・寛仁親王牌】脇本 地元初Vの勢いに乗る

[ 2014年7月18日 05:30 ]

地元初Vを果たした勢いに乗りたい脇本

 <11R>悲願の地元記念初Vから中3日。福井エースの重責を果たした脇本は「まだ気が緩んでいる」と自分に言い聞かせるようにつぶやいた。

 喜びの余韻が残る中、どのタイミングで闘争本能に火をつけるか。「疲れが抜けきらず残っているが、うまく修正していきたい」。G1優勝に最も近い男は、シリーズの流れを左右する初日から“自分らしさ”を発揮する心構えだ。

 近況の走りは充実そのもの。宇都宮・高松宮記念杯では稲川翔が、続く取手記念では伊藤保文が逃げた脇本の番手から優勝に輝いた。そして、福井記念は逃げ切りで自らが優勝。どんな舞台でも小さくならず、スケールの大きな走りを貫き通せるのが脇本の魅力だ。

 番手は稲川と小野で競りになり「正直やりにくいですね。いつも通り走れるかどうか」と不安顔だが、不得意なレースを克服してこそ新時代の先行日本一。レースの主導権は渡さない。

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2014年7月18日のニュース