【まるがめ・オーシャンC】吉田俊 1号艇イン逃走決め準優だ

[ 2014年7月18日 05:30 ]

得点率3位タイにつける吉田俊彦。仕上がりにも納得の表情だ

 “吉田軍団”のけん引役が再び魅せた。まるがめボートのナイターSG「第19回オーシャンカップ」は2日目が終了。初日を攻撃的な走りで3、1着にまとめた吉田俊彦(36=兵庫)が、2日目7Rをまくり差しで制してシリーズ2勝目を飾った。2日目終了時の得点率は8・67で3位タイ。1号艇で臨む3日目10Rを勝てば、準優勝戦進出はほぼ確定だ。軽快な回り足を生かし、1日早く予選突破を決定づける。

 弘文、俊彦、拡郎。今シリーズは吉田姓が好調だ。3人全員がここまでオール3連対。中でも、吉田俊のレースぶりが際立つ。豪快なツケマイを決めた初日8Rに続いて、2日目7Rでは華麗なまくり差しを披露。3戦2勝、3着1回で得点率3位タイにつけた。「回った後の足が良いので差してから抜け出す感じが良かった。伸びはもう少し欲しいが、乗りやすくてレース足が良い」。仕上がりにも納得の表情だ。

 迎える3日目は10Rに1号艇で登場する。「インがあまり得意ではないので大きいことは言えない」と語ったが、今年の1コース1着率は71・4%。松井とも差のない数字をマークしており、SGでも十分に胸を張れる結果を残している。「スタートにしっかり集中したい」。吉田俊の機力と旋回力なら、同体Sで十分に逃げ切り可能。3連勝で、予選最終日を待たずに準優当確を決める構えだ。

 吉田弘と吉田拡は共に2戦して3、2着。まだ白星を挙げられていないが、1号艇未消化でこの成績なら立派だろう。舟足にも手応えを感じている様子で、いつ初勝利を飾っても不思議はない。特に吉田拡の動きは光っている。

 現在、得点率トップに立っているのは2日目連勝の今垣。求めていた乗り心地の上積みにも成功し、シリーズ序盤の流れは申し分ない。この他では松井、吉川、白井、菊地、湯川、杉山、前田らが好感触。対照的に平石、川崎、池田、寺田、丸岡、山口剛は明らかに機力劣勢だ。

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2014年7月18日のニュース