【浜名湖・グラチャン】最強の53歳・今村 今節もV争いの中心に

[ 2014年6月26日 05:30 ]

年齢を感じさせない好調の今村豊

 出場メンバー最年長が元気いっぱいだ。浜名湖ボートのSG「第24回グランドチャンピオン」は25日、予選2日目が終了した。前検前日、22日に53歳になった今村豊(山口)が2戦2連対と安定した走りを披露。前回SGの福岡ボートレースオールスターでも、予選トップから準優勝と見せ場たっぷりだったが、ここでも健在ぶりをアピールしている。3日目は2、11R共に内枠で登場。勢いはまだまだ続きそうだ。

 先月のSGオールスターで予選を1位通過した今村豊が、グラチャンでも好調だ。白星を飾った初日5Rに続き、2日目9Rでも2着と好走。ここまで3、4号艇ながらオール連対をキープしている。「伸びはトップクラス。行き足がないのでスタートしてから伸びることはないが、道中は伸びていく。伸びが良い分、コーナーの隊形を有利に運べている」と、好成績の要因を分析した。

 オールスターでは優勝戦1号艇を手に入れたが、菊地の差しに屈して準V。今大会は雪辱戦となる。それでも「リベンジとかは考えていない。目の前の一走一走を頑張るだけ」と、あくまで自然体を貫く。22日に53歳の誕生日を迎えた大ベテランの肩に力が入ることはないのだ。内枠2走の3日目もリラックスモードで結果を出す。

 この今村豊を上回る得点率をマークしているのは、2戦2勝の深川。伸び型で深川向きの仕上がりではないが、連続で差し切りを決めているように出足も悪くない。このまま快進撃を続けても不思議はない。

 2日目に巻き返しを果たしたのは地元の菊地。まくりとイン逃げで連勝を飾ったように、ペラ調整でパワーアップにも成功した。初日連勝の丸岡も依然、動きは良好。出足と回り足は高水準を維持している。

 一方で江口、川崎、仲口、白井、吉田俊、茅原、篠崎は気配ひと息。松井も2日目6着2回と精彩を欠いた。現状のままでは好枠でも苦戦を強いられそうだ。

続きを表示

2014年6月26日のニュース