【函館スプリントS】セイコーライコウ 悲願重賞Vへ

[ 2014年6月18日 05:30 ]

美浦の坂路で元気な走りを見せたセイコーライコウ

 函館で今年のサマースプリントシリーズが開幕、第1戦「第21回函館スプリントS」が行われる。直前輸送で挑むセイコーライコウは全休明けの17日、美浦坂路を元気に駆け上がった。

 脚部不安で約2年1カ月の長期休養も経験した同馬にとって、走り慣れた美浦の坂路は必需品。「いつものパターン。水曜(18日)に坂路で追い、函館に行きます」と鈴木助手。ぎりぎりまで美浦に残り、函館での調教は最低限にとどめる。悲願の重賞獲りの青写真だ。

 2走前の船橋Sは中団から一気。再昇級となった前走・韋駄天Sも余力十分に突き抜けた。「暑さに弱い面があるが、今年はまだ大丈夫。2年近い休養があるので、肉体的にも精神的にもフレッシュ。5歳ぐらいの印象」と7歳夏でも元気いっぱいの愛馬を称える。

 函館は昨夏の函館日刊スポーツ杯(4着)で1回参戦しただけ。「あのときは長期休養明け2戦目で、まだ本調子ではなかった。洋芝自体は問題ないし、重賞でも楽しみ」と同助手は初タイトルを視界に入れた。

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2014年6月18日のニュース