デビューから2カ月で9勝 楽しみなルーキー小崎

[ 2014年6月11日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・函館=10日】どんよりと曇り霧雨が舞う競馬場。浜田はジャンパーを着込んで取材に向かったが、それでも肌寒い。朝一番の調教を終えて引き揚げてきた集団に、見慣れない顔を発見。今年4月にデビューした小崎綾也騎手だ。騎手1年生を示す黄色いヘルメットが初々しい。声を掛けると丁寧に取材に応じてくれた。

 ケガで同期より1カ月遅れのデビューながら、わずか2カ月で9勝。順風満帆な滑りだしだが慢心はない。「ここまでは、いい馬に乗せてもらった結果。今は減量が取れる(減量特典はデビュー3年未満かつ100勝以下)までの準備期間。減量がなくなったときに、先輩騎手と五分に戦えるように技術を磨きたい」と志は高い。所属する村山厩舎の馬では勝っておらず「滞在中に何とかしたい」と意気込む。19歳とは思えない理路整然とした話しぶり。目の肥えた函館の競馬ファンを楽しませてくれそうだ。

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2014年6月11日のニュース