【皐月賞】イスラボニータがまず1冠制す

[ 2014年4月20日 16:14 ]

<皐月賞>イスラボニータ(左端・2)はトゥザワールド(17)に1馬身1/4差をつけ1着となる 

 牡馬3歳クラシックの第1弾「第74回皐月賞」(G1、芝2000メートル・芝・良)は、20日、中山競馬11Rで行われ、蛯名騎手騎乗の2番人気、イスラボニータ(牡=栗田博厩舎、父フジキセキ、母イスラコジーン)が、ゴール前の叩き合いを制して優勝した。勝ち時計は1分59秒6。

 1番人気に押されたトゥザワールドが果敢に先行し、8枠のピンク帽子の3頭がきれいに先頭を形成した。これをトーセンスターダム、アドマイヤデウスなどが追う。2番人気のイスラボニータは、中団やや外目に控えて、先行馬群の流れを見てレースを進めた。

 1000メートル通過が60秒というペースで落ち着いた流れ。勝負は4コーナーから直線にかかった。8枠3頭が逃げ込みをはかってムチを入れる中、馬場の外目からイスラボニータが猛然と追い込んだ。

 直線中ほどでは、抜け出したトゥザワールドと人気を2分した2頭のマッチレースとなった。激しくムチを入れるトゥザワールドに対して、イスラボニータは蛯名騎手が2、3発ムチを入れると、瞬発力を発揮してグンと加速。見事な差し切り勝ちをおさめた。

1馬身4分の1差の2着はトゥザワールド。そこから2分の1馬身差の3着にはウインフルブルームが入った。イスラボニータは、2月の共同通信杯(G3)も制している。

 ◇イスラボニータ 3歳牡馬、父フジキセキ、母イスラコジーン。北海道白老ファーム生産、馬主は社台RH。戦績は6戦5勝2着1回。

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2014年4月20日のニュース