【皐月賞】トゥザワールドは2着 川田「勝った馬が強かった」

[ 2014年4月20日 18:24 ]

 5連勝での戴冠はならなかった。1番人気のトゥザワールド(牡=池江)は直線外のイスラボニータとの追い比べ。前に出られたのを差し返す勝負根性をみせたが、さらに相手がもう一段ギアを上げて離された。最後は1馬身1/4差をつけられての2着。川田は悔しさをにじませつつ、完敗を素直に認めた。

 「きょうは外枠でスムーズな競馬ができました。道中力むこともなく、よく走っているんですけども、勝った馬が強かったです」

 道中は積極的に先行して3番手。ハナを奪ったウインフルブルームをみながら直線に向き、満を持してのスパートだった。池江師は「思う通りの競馬。上手に競馬してくれた」と納得の表情で振り返り、勝ち馬については「一枚も二枚も違ったかな。1角でフタをされていたときにはヨシっと思ったけど、2角での蛯名さんの外の出し方が抜群」と鞍上の手綱さばきも含めて、その強さを称えた。

 それでもダービーに向け白旗は揚げない。「楽しみが広がるレースはできました」と川田が前を向けば、池江師も「2400メートルはいいんじゃないかな。距離適性と血統でどこまで追いつけるか」とリベンジを期していた。この敗戦を糧に、トゥザはさらに強くなる。

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2014年4月20日のニュース